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アイセックオリジナル <新>刺し子<新>刺しゅう 〜ひとつひとつ、全て手作業。職人の「技」が光る教材です〜 手染め注染コレクション
日本の伝統染色「注染」をご存じですか?
注染の歴史
注染とは、「注ぎ(つぎ)染め」、「注ぎ込み(つぎこみ)染め」とも言われており、水に溶かした染料を浸透のよい、さらし木綿に注いで染めます。浴衣や手ぬぐいの需要が増えてきた明治時代に、今の注染の原型が開発されたと言われています。それまでの染色方法は生産性が低く、色柄のデザインにも限度がありました。また、裏表を出さずに染める場合は、両面型染(1度染めたものにまた裏から表の柄に合わせて型付をして染めること)等が使われており、大変手間がかかりました。その解決策として「注染」という染色方法が開発されたのです。大正時代に入ってからは、浴衣染めの主流となりました。
注染の手順
糊づけ→染色→仕上げまで、すべての行程が職人により手作業で行なわれています。昔ながらの染色方法が今も職人により受け継がれています。伝統の技法「ぼかし」など、注染ならではの染色方法をご覧下さい。
糊づけ
糊づけ手順写真1
和紙で出来ている型地紙に彫刻刀で図柄や文様を丹念に彫り抜いていきます。
→ 糊づけ手順写真2
生地に型をのせ、糊をヘラで塗りつけます。
→ 糊づけ手順写真3
糊のついた所は染料がしみ込まないので、この糊のことを防染糊と呼びます。
→ 糊づけ手順写真4
1面1面繰り返し行ない、2〜3反に型付けしていきます。
→ 糊づけ手順写真5
糊づけ後、糊が他の場所へ付いて汚れない様に、おが屑をかけておきます。
染色 ↓
染色手順写真1
1回の型付に多色の染料で色分けする場合、糊で土手を作ります。
→ 染色手順写真2
土手を作ることによって、お互いの色が流れ出すのを防ぐことができます。
→ 染色手順写真3
1色につき1つのやかんを使用し、差分け染めをしていきます。
→ 染色手順写真4
ぼかしは、2つのやかんを持ち、同時に注ぎながら染めていきます。
→ 染色手順写真5
染料を注ぎ入れた後、下から染料を吸い出します。裏返しにし、同様に染めます。
水洗い・乾燥・仕上げ ↓
水洗い・乾燥・仕上げ手順写真1
水元といい、糊や余分な染料を落とすために、水洗いをします。
→ 水洗い・乾燥・仕上げ手順写真2
水槽には水が流れており、流れているうちに、きれいに洗われます。
→ 水洗い・乾燥・仕上げ手順写真3
脱水機にかけ、自然乾燥します。乾いた布は整えられ完成となります。

※注染は両面で染めるので、裏と表がないことが大きな特長の一つです。又、たくさんの色を1回で染色できるという特長もあります。 水に溶かした染料を布地に注いで染めるので、たくさんの色が境界線で自然に混じり、独特のにじみやぼかしとなり、プリントとは全く違う味わい深い表現を楽しめます。